残るものなくてさびしき散るさくら






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★ 瘋癲老仁妄詩 31601

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残るものなくてさびしき散るさくら

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 老仁は、今、ひとり遊びの中に埋没してしまっていますけれど、

 仁も、散り際が、潔くないと、わだかまるものがあったんです。
 去る者は追わず、来る者は拒まず。
 拘らず、自然に流れていくのが、仁の処世なのですけれど、
 一つの愛に、拘り続けている気もしているのです。



★★★ 『 異界への貫く恋も在りにけり 』 ★ 瘋癲老仁妄詩 12701 ♪♪♪  




 幻視する愛と、
 根源的な愛と、
 解き放たれた愛と、

 いろいろ、言葉で把握しながら、
 追い続ける愛があるのでした。
 
 良寛さんの至福の時を、幻視して、
 その愛の有り様を、幻視できるものにしていきたいと念じているのでした。


 のぅが、良寛さんと貞心尼さんの相聞歌を、一緒に、旅してくれているので
 すこし、幻視しやすくなってきています。


☆☆☆ 『 ひとりでもふたりでもなおさびしさの変わらずあればきょうを遊ばん 』  by のぅ ♪♪♪ 
  


 のぅは、まだ、若いので、
 具体的な現実をどう生き抜いていくのかがあって、
 幻視の世界で、遊んでばかりもおれないのでしょうけれど、
 
 ほんとうに、やわらかくなって、
 ほんとうに、寛くなって、
 ほんとうに、本気になって、

 のぅが、老仁のひとり遊びに、参入してくれるんです。


 良寛さんが、貞心尼さんと語り合える喜びをもらったように、
 老仁も、のぅから、語り合い、つながり合える喜びをもらっているのでした。

 これは、最高に、幸せなことなんですよね。
 のぅに、ありがとう。


 良寛さんという光がなくなった後も、
 貞心尼さんは、水芭蕉さんのように
 朽ちながらも、
 凛として、
 生き抜いていったのですね。


★★★ 『 散らざるを疎まず凛と水芭蕉 』 ★ ネット吟行 04601 ♪♪♪  
 


 水芭蕉さんは、
 新しい命を残しますけれど・・・

 貞心尼さんは、『 蓮の露 』を残したんですね。
 『 蓮の露 』の中に、良寛さんとの愛は、残りつづけたんですね・・・


 良寛さんと貞心尼さんの愛は、
 今、老仁が、辿り直しできるほど、リアルで、永遠なんですね。
 のぅが、これから求める夢を創造する道しるべになるほど、リアルで、永遠なんですね。



 老仁に、語り合いのチャンスを与えてくれるのぅに、ありがとう。
 のぅの声が、
 老仁には、太陽なんです



★★★ 『 天の声地の声菫の愛の声 』 ★ 瘋癲老仁妄詩 31501 ♪♪♪  
 


 散りゆく者にとって、
 せめて、心の片隅に、
 想い出としてでも、
 面影を残したいと願うことは、

 ささやかな最後の夢なのでしょうか・・・




★★★ 『 散らざるを疎まず凛と水芭蕉 』 ★ ネット吟行 04601 へどうぞ!!! ♪♪♪






 ★ 瘋癲老仁妄詩 31602

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散る間際まで抱きゆく愛ひとつ

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